続ためしてガッテン 大人虫歯?悪性虫歯? | 川崎市中原区の歯科・歯医者|ワコ歯科・矯正歯科クリニック

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続ためしてガッテン 大人虫歯?悪性虫歯?

JR南武線平間駅徒歩1分。ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。

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続ためしてガッテン 大人虫歯?悪性虫歯?の話です。

先日、NHKのためしてガッテンで「大人虫歯」「悪性虫歯」という言葉が出てきました。

進行性う蝕:急速に進む虫歯。若い人に多い。触ると柔らかい。茶色~白。

停止性う蝕:ほとんど進行が止まっている虫歯。お年寄りに多い。触ると硬い。黒~茶色。

私が知っている虫歯の分類はこの2つだったので「なぬ!まだ私の知らない虫歯があったというのか!」と番組を見ていたところ、どうも

「歯周病、加齢により歯肉が下がり、象牙質が露出した部分の虫歯。あるいは、詰め物、かぶせものと歯のスキマからの虫歯」

の事を指しているようでした。変な造語は誤解を招くのでやめて頂きたいものです。

番組内で、通行人の口の中をカメラで撮影し「痛くないけどこんなに虫歯が!今すぐ歯医者さんで削らねば!」というシーンが有りましたが、ここも気になりました。

画像は全てワコ歯科・矯正歯科クリニックで定期的なメンテナンスを受けている患者さんのものですが、赤丸部分は、まあ虫歯といえば虫歯です。

歯肉が下がって露出した象牙質が虫歯になっていたり、詰め物、かぶせものと歯のスキマが虫歯になっています。

現在、全て経過観察+セルフケアによる進行抑制のみ行っています。

前述したように虫歯には二種類あります。

進行性のう蝕であったり、痛みがある場合はなるべく早く治療をするべきですが、停止性う蝕の場合は必ずしも削る必要はありません。

また、進行性なのか停止性なのかビミョーな場合もありますが、痛みがない場合は急いで削ることはせず、唾液検査、レントゲン、染め出し、セルフケア指導諸々を行い、長期的な観察を行った上で進行が認められれば(渋々)削り、進行が認められない、あるいはすごーく進行が遅い場合には、削る必要はないのではと考えています。

停止性のう蝕を「虫歯だ!ヒャッハー!削らねば!」と削ってしまったら、健康な歯質はますます少なくなってしまいますし、削るだけで患者さんにセルフケアの指導諸々を行わずに生活習慣がそのままであれば、また同じ理由で虫歯になってしまいます。

虫歯を「一度出来たら進行するのみで、早めに削って詰めるしかない」と捉えるのは、過去の考えです。

カリオロジーと呼ばれる虫歯を成因から進行原因まで諸々考える学問においては

「齲蝕(虫歯)は脱灰と再石灰化の間を揺れ動く流動的なプロセスである」

と考えます。

脱灰(歯が虫歯菌の出す酸によって溶かされること)は、歯、虫歯菌、砂糖(や炭水化物)、時間の4要素の組み合わせによって起こり、再石灰化はだ液中のカルシウムやフッ化物によって起こります。

虫歯が流動的なプロセスである以上、虫歯がある場合の解決法は「削って、詰める」だけでなく「進行を抑制し、再石灰化を促す」方法も可能であるということです。

進行を抑制するためには、歯ブラシだけでは不可能です。

歯ブラシが届かず、汚れのたまりやすい歯と歯の間は歯間ブラシ、フロスでセルフケアを行い、リスクに応じてフッ化物洗口と行うことが最も簡単で費用対効果の高い虫歯予防、進行抑制の方法だ、と思います。

ためしてガッテンでは、そこまで触れていなかったのが残念でした。

(砂糖や糖質の極端な制限は、理論上は虫歯のリスクを大幅に低下させますが、栄養上や他人との食事というコミュニケーション上の問題を引き起こし、虫歯以上の大きなトラブルを招くと考えていますので、ワコ歯科では薦めていません)

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