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なるべく歯の神経を残す方法(AIPC) 院長長崎 歯科医院 平間 予防歯科

JR南武線平間駅徒歩30秒、ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。

>なるべく歯の神経を残す方法(AIPC)

深い虫歯でも、なるべく健全な歯質を温存し、神経を残す為の治療法です。先に書いておくと、保険適応です。技術的にはそれほど難しく無いです。めんどくさいだけで(^◇^;)

麻酔をしないのは

>歯の表面にあるエナメル質は削っても痛く無い

>虫歯菌が染み込んだ象牙質(感染歯質)は削っても痛く無い

>健全な象牙質は削ると痛い。

性質を利用し、健全な象牙質を極力温存する為です。 痛みで(ここからは健全な象牙質や!)と判断します。

>画像1

虫歯がかなり深く、神経近くまである事が確認できます。 ただ、自発痛(何もしなくても痛い事)は無く、風をかけるとしみるので、神経は生きていると判断しました。

>画像2

唾液を排除した状態で処置をしたいので、ラバーダムをかけます。

>画像3

無麻酔でエナメル質、感染象牙質を削っていきます。患者さんは痛みを訴えません。

>画像4

う蝕検知液で、虫歯の部分を染め出します。

>画像5

患者さんが痛みを訴えたので、これ以上は削らず、水酸化カルシウム製剤を塗布します。

強アルカリの作用により殺菌と二次象牙質の形成を期待します。

※歯の神経の内部に形成される、刺激に対するバリヤー的なもの。

>画像6

フッ素入りセメントで蓋をします。 フッ素の働きにより、神経ギリギリの軟化象牙質が再石灰化してくれることを期待します。

>画像7

レントゲンを撮影すると、フッ素入りセメント(白い)と神経(歯の中の黒い筋部分)の間に黒い部分(軟化象牙質)が残っているのが確認できます。

3ヶ月程経過観察し、症状がなければ

>二次象牙質の形成(レントゲンで白く写る)

>フッ素入りセメントを除去後、軟化象牙質の再石灰化(硬くなる)。

この2つが確認できたら、極力削らずにコンポジットレジンを詰めて終了です。

保険適応で、特別な技術も道具も必要なく(ラバーダムはあった方がやりやすいかも)神経を温存できるこの方法ですが、あまりやっている先生は多くないっぽいです。

面倒なのと、二次象牙質の形成と軟化象牙質の再石灰化を3ヶ月程待つ必要があるからなのか(^◇^;)

なお、一般的な虫歯治療(軟化象牙質は全部削る)やり方だと、このケースではかなり高い確率で神経を取っていました。

神経を取る事が絶対悪というわけではないですが、神経を温存できる可能性があるならAIPCを試してもいいのでは、と思っています。

3ヶ月かけてなるべく削らず、神経を温存するか?

その場で虫歯を全部削り、神経も取るか?

どちらが正解ということはないですが、私は温存策の方が好きです。

 

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