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矯正セミナー(筋機能矯正装置を用いた不正咬合早期治療)に行ってきました。

JR南武線平間駅徒歩30秒、ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。

大学の先輩、金子和之先生からお誘い頂き、矯正セミナーに行ってきました。

演題は「筋機能矯正装置を用いた不正咬合早期治療」です。

筋機能矯正装置を用いた不正咬合早期治療

筋機能矯正装置、とは耳慣れない言葉だと思います。

通常矯正治療は、歯をワイヤーやゴム、マウスピース等で押したり、引いたりして動かすのですが、そもそも不正咬合(歯並び、かみ合わせの悪さ)は何故起こると思いますか?

歯の大きさや本数と、顎の骨の大きさの不調和。つまり「生まれつき」もありますが、多くが「頬と舌の動きの不調和」により起こります。

頬と舌の筋肉が適切に働いていれば、歯は頬と舌の筋肉の力が釣り合う場所に、概ねきれいに並んでくれる、はずなのです。

「頬と舌の筋肉の動きの不調和」による不正咬合の、ごくわかり易い例を上げると、口呼吸です。

口呼吸をしていると、当然口は開きっぱなしになっていますし、上下の歯も大きく離れています。

歯は、舌の筋肉で前方向に押される力が長く働くことになり、前方向に傾きます。

(他にも色々ありますが、ごく簡単にいえば、ということで)

また、口呼吸が習慣になっていると嚥下(飲み込み)も正常な状態から外れた動きになり、飲み込みに関連する筋肉、舌の動きも不正咬合の原因となります。

早期(5~10代前半)に呼吸、嚥下の正しい方法を指導し、また適切に筋肉の力が歯に働くように促す装置を使うことで、矯正装置(ワイヤー、マウスピース等)を使わずに歯並びを整えよう、というのが筋機能矯正装置です。

患者さん本人の自覚と治そうとするやる気がなければうまくいかないので「大人になってから、ワイヤーやマウスピースで矯正したほうが確実」とする考え方をする先生が多いのですし、私もこれまでそのように考えていました。

しかし、当日のセミナーで「予防は治療に勝る!子供の時に適切な呼吸と嚥下やり方を教え、身につけば、ワイヤー等を使わないで済むし、保定(矯正後の歯の後戻り)も不要になる」と金子和之先生は力説されていました。

筋機能矯正装置の限界(全てがうまくいくわけではない)や、患者さん(や保護者)のやる気や協力が不可欠なので「筋機能矯正装置さえあれば万事OK!」というわけではないという欠点もきちんと説明され、患者さんを思う誠実な人柄も感じられる良いセミナーでした。

口呼吸、それに関連する異常嚥下、不正咬合がガン、うつ病、キレる子供とか万病全ての原因である!…とまでは思いませんが、結構なトラブルを引き起こすことは確かなようです。

ワコ歯科でも、筋機能矯正を始めてみたいと思います。

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