（なるべく）削らない、（なるべく）抜かない為の予防歯科（院長　長崎）

JR南武線平間駅徒歩３０秒、ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。

ワコ歯科・矯正歯科クリニックは（なるべく）削らない、（なるべく）抜かない為の予防歯科をやっていますが、何故予防歯科をやろうと考えたのかを書きます。

スパッと言うと「予防は治療に勝る」事に気がついたからです。

勤務医時代、保険の詰め物、被せものよりも自費の物の方が優れているので、患者さんの治療の際には保険と自費の詰め物、かぶせものの選択肢を説明し、その上で患者さんに選んで頂くべし、と指導され、そのように患者さんにも説明していました。

今でも、大筋では間違ってないと思っていますが、この考えには「何故にその人が虫歯になったのか？削って詰めて、穴を塞いだとしても、その人の生活習慣や虫歯リスクが変わらなければ、同じ理由でまた虫歯になる」という一番大事な観点がすっぽり抜け落ちているのです。

私がその事に気がついたのは、予防歯科で有名な熊谷崇先生の本や講演で、何度もその事が書かれていたからです。

不思議な事に、高度な治療を売り物にする先生は多いのですが、熊谷崇先生のように「何故にその人が虫歯になったのか」を考え、患者さんに説明する先生はかなり少数派です。

陰謀かもしれません…