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重度歯周病(60代男性 2014-0829)の例

南武線平間駅徒歩1分。ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。

写真

重度歯周病(60代男性 2014-0829)の例です。

写真 1

レントゲン写真を見ると、歯頸部(歯のくびれた部分)よりも歯槽骨(顎の骨)がかなり根っこの方向に痩せていて、歯周病が進んでいることがわかります。

 

写真 2 写真 3 写真 4 写真 1 (1)

レントゲン写真の赤丸は、歯肉縁下歯石(歯肉に隠れた歯石)です。レントゲンに映るというのは、かなりガッツリ歯石が付いていることを表しています。

私の歯石に対する考え方は

・取らないよりは取ったほうが良いけど、歯周病の原因はプラーク(バイキン)を貯めこんでいることにある。

・歯石は、プラークを貯めこむことによりくっつく『結果』であって、歯周病の『原因』ではない。

・縁上歯石(歯肉より上の部分の歯石)は見えるのでうまくやれば痛みなく取れるけど、縁下歯石は歯肉に隠れて見えない部分にあるので、痛みなく取ることは難しい。

・麻酔をして縁下歯石を取るという方法もあるが、まずは縁上歯石のみ除去し、あとは患者さん自身のプラークコントロールが良くなれば歯肉は引き締まり、歯周病はコントロールされる。

・歯周病がコントロールされている状態が続けば、歯肉の腫れは収まり、引き締まってくる。

・そーすると、歯肉縁下歯石が縁上歯石になる(見えてくる)ので、その時に取ってもいいんじゃないかな?

というものです。

異論はあるかもしれませんが・・・。

 

この患者さんは「多少痛くてもいいから、早く歯周病をなんとかして欲しい。」という強い希望があったので、現在麻酔をして縁下歯石を除去しているところです。

写真 2 (1) 写真 3 (1) 写真 4 (1) 写真 1 (2) 写真 2 (2)

写真の左側が初診時、右側が同じ場所の最近のものです。

べっとりとついていたプラークがセルフケア(音波歯ブラシ、歯間ブラシを毎日使っています)により除去され、赤く腫れていた歯肉が引き締まっているのがわかります。

このよーに、重度の歯周病がコントロールされ、腫れていた歯肉が引き締まってくると「根面カリエス」という別の問題が発生してきます。

今まで歯肉で覆われていた根の部分が露出することで、その部分が虫歯になるリスクが高くなるのです。

私は、根面カリエスのリスクが高い人には、フッ化物洗口(フッ素うがい)を薦めています。毎日フッ化物洗口を行うことで、露出した根面を強化し、かつ虫歯菌の活動(酸の産生)を抑えてくれます。

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