子供の虫歯を見つけたら(院長 長崎)平間 歯科 歯医者 予防歯科
子供の虫歯を見つけたら。
JR南武線平間駅徒歩30秒、ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。
早期発見早期治療こそが正義! 嫌がったら押さえつけでも削る!詰める! というのはやらなくなりました。
何故か?(痛みがある場合はともかく)虫歯は、フッ化物の適正利用とプラークコントロールにより、結構止まってくれるからです。
(痛みがない場合)押さえつけて削ると、まあ二度とその子は来てくれなくなります。 写真を撮り(なんで虫歯になったと思う?)と、唾液検査等を行い自分が虫歯になった理由を理解してもらい、フッ化物やフロス等でリスク管理を行えば、止まる場合もあると指導します。
何がなんでも削る!ではなく、虫歯をきっかけにして(何故に人は虫歯になるのか?)(どうすれば虫歯のリスクを減らし、進行を止められるのか?)の教育を行うわけです。まあ、大体の子供はある程度はフッ化物やフロス を使うようになってくれます。
子供本人と保護者に方に、フッ化物やフロス等による虫歯のリスク管理、進行抑制の教育を行う一方で、(今後、虫歯を小さいうちに見つける為、繰り返し指導を受けて虫歯にさせない、進行を止めるには定期的に歯科医院に来る必要があります)と説明します。
虫歯を削らず進行抑制を行うことで、削って詰めて儲けるチャンスは逃しますが、そのかわり(定期検診で細く長く通ってくれる優良顧客)をゲットできるという寸法です。 小さな虫歯を(なるべく)削らず進行抑制すると、患者、歯科医院の双方に利益をもたらすのです。ぐへへ。
勿論、頑張ってフッ化物やフロス等により進行抑制を試みても、ある程度の割合で進行したり、痛みが出たりして削らざるを得ない場合もあります。 ただ、それだけ(なんとしても虫歯を止める!)という姿勢を見せれば、子供も保護者も(やるだけやったんだから)と納得します。
また、小さい穴であれば削らずにグラスアイオノマーセメント(フッ素入りのセメント)を詰める場合もあります。 虫歯の上に詰めても、くっつきが悪く大抵は暫くすると取れますが、取れるまでの間にフッ素の働きで虫歯を止めてくれる場合があるからです。
(こうすれば絶対虫歯は止まる!)という必勝法があるわけではないですが、まだ痛みの出ていないレベルの虫歯を削る為に、子供は泣き叫び、親は怒り狂い、歯科医師はぐったりという地獄絵図より、まずはフッ素等による進行抑制にトライしてみてもいいんじゃないでしょうか?
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