虫歯の予防法の種明かしをしちゃったら、先生生活に困らないの?(院長 長崎)
虫歯の予防法の種明かしをしちゃったら、先生生活に困らないの?(院長 長崎)
JR南武線平間駅徒歩30秒、ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。
ワコ歯科では初めての患者さんには、「今まで通った歯医者でむし歯の原因の説明やフッ素の使い方等、予防の指導を受けた事は?」と聞いています。
殆どの患者さんは「治療しか受けてない」と答えます。
私が指導してるのは、教科書にも載っている、歯科医師、歯科衛生士なら誰でも知っている事なのですが…
初診時には60~90分かけて口腔内写真12枚、デンタルレントゲン10枚を撮影し、唾液検査キットを購入して頂いています。
特別な事はなにもしていません。歯科医師、歯科衛生士なら誰でも知っている虫歯の原因、予防法を患者さんに理解して貰う為に必要な事を淡々とやっております。
私程度のごくごく平凡な歯科医師でもできる事を、多くの歯科医院ではやっておらず、治療のみしかやっていないことは不思議です。
たまに善意の患者さんから「虫歯の予防法の種明かしをしちゃったら、先生生活に困らないの?」と心配されますが、虫歯をなるべく減らすことが歯科医師本来の仕事です。
また、他の歯科医院で殆どやっていない「虫歯の原因の説明と、フッ素等の具体的な予防法の指導」が、他院との差別化だと思っておりますし、実際ウチの患者さんは「フッ素等の具体的な虫歯予防目当て」で通って頂いていますので、虫歯の予防法の種明かしをしても(それほどは)困らないのです。
フッ素等により虫歯を予防しても、完ぺきにできる患者さんはなかなかいないので、ある程度は(残念ながら)虫歯になります。
また、虫歯のリスクを減らして歯を残すようにすると「歯のある高齢者」が増えて、今度は歯周病のリスクが増えます。虫歯予防を指導しても歯科医師の収入は減りません。
まあ、実際に私が儲かっているかというと微妙ですが(^_^;)
妻と猫一匹を食わせ、休日に山に行けるくらいには稼いでおります。
フッ素等の具体的な虫歯予防をせず、ひたすら削って詰めればもう少し稼げるとは思いますが、そーゆう方法に疑問を持ったのが予防に舵を切った理由ですので…