患者さんが歯科医院に求めるものは?(院長 長崎) | 夜21時迄平間駅徒歩30秒ワコ歯科・矯正歯科|川崎中原区

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患者さんが歯科医院に求めるものは?(院長 長崎)

JR南武線平間駅徒歩30秒、ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。

2軒目の歯医者さんが素晴らしすぎて、自分の仕事を見直した話というブログを読んで考えました。

https://note.mu/ux_design/n/n3e9344388110?fbclid=IwAR0MBcIR0GxtAFu5JFed7IMqG8fbqOTeUC-gWVHzZtP_Rb6Kf3Wf3vbdBr8

 その日には痛む歯に手を付けず、悪い歯を全部治療しようとする最初の歯科医院。

 その日に痛い歯を抜歯し、悪い歯は患者の希望に沿って放置の2番目の歯科医院。

 どちらも正しいのです。ただ、私だったらどうするか考えました。

 この方のお口の中やレントゲンを見ていないので推測ですが、多分親知らずの虫歯が傷んでいたのだと思います。 (歯を残そうとせず、いきなり抜歯したとなるとその可能性が大です)

 当日に抜くか、当日は痛み止め等のお薬だけにして後日抜くかは歯の状況によって異なりますが麻酔が効きそうな状況(腫れがそれほどでもない)で、かつ自分の知識と技術で9割以上の可能性で抜ける見込みがあれば、当日に親知らずを抜くことはあります。

 患者さんが痛みに苦しんでいれば、可能な限り早くソレをなくしてあげたほうが良いからです。

 問題は抜歯して痛みが取れた後の説明です。 この記事を読む限りでは、最初の先生も2番目の先生も治療の事しか説明していないようです。 私なら、その他の歯の治療のことは一旦置いておいて「そもそも、何故に親知らずが虫歯になったと思いますか?」という問いかけをまず行います。

 9割の患者さんは「歯を磨いていなかったから?」と答えるのですが、そこで「フッ素入り歯磨き粉を使わない、単なるから磨きでは虫歯のリスクは減りません。フッ素を適切に使うことが最も効率よく虫歯のリスクを減らします。今まで歯医者さんでフッ素の説明を受けたことは?」と再度問いかけます。

 

 9割の患者さんは、歯科医院で高濃度フッ化物配合歯磨剤、フッ素うがい等の適切なフッ素の使い方の指導を受けていません。 なので、大体の患者さんは「聞きたい!フッ素の使い方を教えてクレメンス…」と食いついてきます。

患者さんがフッ素による虫歯予防に食いついてきたら、唾液検査、染め出し、フロスや歯間ブラシの使い方等、関連する検査、教育、指導に繋げていきます。 その患者さんの性格や価値観、使えるお金の程度(重要!)を聞き取り、見極めながらですが。 この「人見て法を説け」という部分が一番重要です。

フッ素の使い方等、適切な虫歯リスクのコントロール方法の指導を受けないのも自由です。 実は、ソッチの方が歯医者さんにとって嬉しいんです。 ひどい虫歯になってくれた方が、削って詰める箇所が増えて儲かりますから。 と、小粋なジョーク(嫌味?)を挟みながら相手の興味を引くようにしています。

と、積極的な治療を望まない患者さんに対しては「フッ素等のセルフケアにより、進行抑制が可能かもしれない。削らなくても済むかもしれない」という、プランBを提示します。 ※この「虫歯を削らずにフッ素諸々で進行抑制のみ行う」というプランBは多分批判もあると思いますが…来なくなるよりマシかと。

この記事を書いたライターさんの言わんとすることは 「顧客の望むサービスをまず提供すべし」 「顧客の望まないサービスを押し付けるべからず」 という事だと思いますが、歯科医師の視点からは上記のような感じの事を思いました。

 ただこれは、普通の人の偽らざる心境だと思います。 「歯医者に行くと、困ってもない虫歯を『見つけられて』『削られる』」 という「頼んでないよ…」的な被害者意識というか…

不必要な事を押し付けているのではなく、良かれと思って治療が必要なことを説明している歯科医師が大部分とは思うのですが…それがうまく伝わっていないケースが多いことが問題です。

虫歯に対する治療は大事ですが、虫歯は「生まれ持った虫歯のリスク+高濃度フッ化物配合歯磨剤やフッ素うがい等の使用状況+生活習慣の積み重ね」の結果でしかありません。

 セルフケアや生活習慣を変えないまま、削って詰める等の治療だけ行っても、同じ理由でまた虫歯になります。

ただ、患者さんに「これまで歯医者さんで、高濃度フッ化物配合歯磨剤やフッ素うがいをはじめとしたセルフケア、生活習慣の指導を受けたことは?」と質問すると「ありません」と答える方が大多数です… セルフケアや生活習慣の指導には私が気づいていないなにか重大な欠点があるのか、虫歯が減っては困るという陰謀なのか…

筆者のさとうさんが「今後は定期健診に行きます」と書いていますが、定期健診で何をするかが重要です。

単に「悪いところを見つける」「早期発見早期治療」では無意味…とまでは言いませんが、虫歯ができて削るを繰り返すだけです。

私が思う定期健診は

>規格化された口腔内写真、レントゲン写真を定期的に撮影し、過去と現在を常に比較する。

>現状の虫歯リスクを踏まえ、その人に必要なセルフケアや生活習慣の指導を繰り返し行う。

事が目的です。

セルフケアや生活習慣の指導なしで、あら捜しと歯のお掃除だけの健診はちょっと…

患者さんが「金を払って説教されるのはゴメンだ!いかなる指導も受けたくない!痛くなったら治療だけしてくれればいい!」というなら、ソレはその患者さんの価値観ですので尊重しますが、まあ虫歯の再発を繰り返して、患者さんは繰り返し歯を削られ、歯医者さんが儲かるだけじゃないですかね…

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