日本ヘルスケア歯科学会のフッ化物応用のWebセミナーを受講しました。(歯科衛生士 岩渕)
日本ヘルスケア歯科学会のフッ化物応用のWebセミナーを受講しました。(歯科衛生士 岩渕)
こんにちは、歯科衛生士の岩渕です。
日本ヘルスケア歯科学会のフッ化物応用のWebセミナーを受講しました。
虫歯の予防や現在ある虫歯の進行抑制にフッ化物の使用は欠かせないものですが、
その効果や使い方についてより知識を深めることができました。
当院でも高濃度の歯磨剤や日々のフッ素うがいを勧めておりますが、
やはり多くのエビデンスに基づいた結果があるからです。
日本でも数十年前からフッ化物入り歯磨き粉が普及するのに比例して、1人当たりの虫歯平均数が減ってきています。
定期的に歯科医院でのプロケアよりもセルフケアとしてフッ化物を歯磨き粉やうがいで日々取り入れること、
毎日出来ることを優先して実践するのが効果的だと言うことです。
ドラッグストアでも見かけることが増え、だいぶ市場にも出回っているフッ化物の洗口剤。
初期の段階の虫歯や知覚過敏、歯の根っこの虫歯も改善・抑制が臨床で確認されていますので、
積極的に使っていただけたらと思います。
またフッ素濃度について少なくとも500ppm以上は配合されていないと効果がないとされていますが、
90ppm含まれていれば「フッ化物配合」と記載が出来てしまうので
一概にフッ素が含まれているからいいというわけではありません。
6歳未満の小児に対しても量を気をつければ(米粒1つ分)
1000ppmの歯磨きジェルは使用可能ですので、認識を改めていきたいところです。
大人の方には普段使い出来る高濃度の歯磨き粉は1450ppmのものを2cm程度、
うがいは1~2回して成分をお口の中に残すようにしてくださいね。
ご不明点・ご質問等あればお気軽にお申し付けください。