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歯肉縁下歯石(60代男性 2014-0902)の例

南武線平間駅徒歩1分。ワコ歯科・矯正歯科クリニック院長の長崎です。

写真

歯肉縁下歯石(60代男性 2014-0902)の例です。

 

写真 1 写真 2 写真 3 写真 4

左側の赤丸の、トゲのようになっている部分が歯肉縁下歯石(歯と歯肉の間の溝、歯周ポケットの底の方についた歯石)です。

右側の赤丸の部分を見て頂けるとわかりますが、トゲがなくなって平らになっています。

歯肉縁下歯石を取る前と、取った後の写真です。

 

歯石は、あるよりは無い方がいいのですが「歯石を定期的に取る」よりは「新たな歯石がつかないように、セルフケアの方法を患者さんに教える」ことの方が重要だと考えています。

定期的に歯石を取るということは、その度に歯をガリガリと傷をつけることになります。

もちろん、仕上げに目の細かい磨き粉を使ってツルツルにするのですが、年をとって歯肉が下がっている人は、歯の根っこの象牙質と呼ばれる弱い面が露出しています。

象牙質を、歯石を取るためとはいえ繰り返しガリガリやっていったら、仕上げに磨いたとしても、少しずつ歯は削れていきます。

歯石は「プラークコントロールが悪い」ことによる「結果」であって、プラークコントロールの改善なしに「定期的に歯石を取る」というのは、雨漏りの修繕をせずに水のたまったバケツを必死で交換するようなものでしょう。

 

そして、プラークコントロールはハブラシだけでは非常に難しいので、歯間ブラシ、デンタルフロス、音波ハブラシを使って行う方がオススメです。

 

歯肉縁下(歯と歯肉の間の溝の深い部分)のプラークコントロールは非常に難しいのですが、歯肉縁上のプラークコントロールをある程度行っていれば、歯肉の炎症(腫れ)が収まり、歯肉はひきしまります。

そーすれば、今まで腫れた歯肉に隠れていた歯が露出し、プラークコントロールがやりやすくなります。

その際も、ハブラシを歯肉縁下に入れるという難しいことをやらなくても、歯間ブラシやフロスであれば比較的簡単に歯間乳頭(歯と歯の間の歯肉)部分における歯肉縁下プラークのお掃除が可能です。

それでも難しい部分は、その人の歯周病や虫歯のリスクに応じて、定期的にチェックを行い、道具を使い分けてプラークコントロールの方法を指導するのが歯科医院の役目です。

 

「定期的に歯科医院で歯石を取る」よりも「どーすれば歯石がつかないか、ハブラシ以外の道具の使い方を歯科医院で教わる」方がより原因に近い解決法ではないか、と思います。

 

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